副業収入なし
慎重に見たい- FIRE達成見込み
- 66.7%
- 厳しめケース
- 資産寿命62歳ごろ
- 慎重ケース
- 資産寿命64歳ごろ
- やや慎重ケース
- 資産寿命71歳ごろ
公開日: /更新日:
今回の50歳・独身・生活費月25万円のモデルケースでは、副業収入なしの完全リタイアは慎重に見たい結果でした。
一方、65歳まで月5万円の副業収入を続けると、FIRE達成見込みは66.7%から81.2%に改善し、やや慎重ケースでは90歳まで資産が残る見込みになりました。
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「資産は4,000万円ほどある。でも、これで本当に会社を辞めても大丈夫なのか」
50歳前後で、そう迷い始める人は少なくありません。
完全に辞めて収入ゼロにするのは怖い。65歳の年金開始まであと15年。その間ずっと資産を取り崩すとなると、4,000万円が最後までもつ自信が持てない。かといって、今の仕事をフルタイムで続けるのも限界を感じている。
「少しだけ副業を続けながら辞めるサイドFIREならどうか」「月5万円くらい稼げれば、資産の減り方はかなり変わるのではないか」そう考えても、実際に月いくら稼げばよいのか、なかなか判断できません。
この記事では、50歳・独身・資産4,000万円・生活費月25万円のケースで、副業収入なし・月5万円・月10万円の3パターンを比較します。このケースでは、副業収入なしの完全リタイアは慎重に見たい結果でした。一方で、65歳まで月5万円の副業収入を続けられるなら、やや慎重ケースでも90歳まで資産が尽きない見込みに変わりました。
今回のモデルケースでは、資産4,000万円で50歳から完全リタイアする場合、慎重に条件を見たい結果になりました。
副業収入なしでは、FIRE達成見込みは66.7%です。厳しめケースでは62歳ごろ、慎重ケースでは64歳ごろ、やや慎重ケースでは71歳ごろに資産が尽きる見込みです。
一方、65歳まで月5万円の副業収入を続けると、FIRE達成見込みは81.2%まで改善しました。やや慎重ケースでは90歳まで資産が残る見込みとなり、今回の条件ではサイドFIREを現実的に検討できる水準に近づきました。
月10万円まで増やすと、FIRE達成見込みは91.3%です。慎重ケースでも90歳まで資産が残る見込みとなり、さらに余裕が出ます。
ただし、月5万円あれば誰でも大丈夫という意味ではありません。生活費、公的年金、副業収入を続ける期間、相場の下振れによって結果は変わります。
| 副業収入 | FIRE達成見込み | 厳しめケース | 慎重ケース | やや慎重ケース | 判断 |
|---|---|---|---|---|---|
| 副業収入なし | 66.7% | 62歳ごろ | 64歳ごろ | 71歳ごろ | 慎重に見たい |
| 月5万円 | 81.2% | 67歳ごろ | 74歳ごろ | 90歳以上 | 現実的に検討できる水準 |
| 月10万円 | 91.3% | 80歳ごろ | 90歳以上 | 90歳以上 | さらに余裕が出る |
今回の結果では、最初の月5万円が大きく効いています。
ただし、この結果は、生活費月25万円、公的年金年180万円、退職金500万円、副業収入を65歳まで続けるという条件での一例です。
資産4,000万円という金額だけで判断せず、自分の条件で何歳まで資産がもつかを確認することが重要です。
自分の場合は月いくら必要?
生活費、公的年金、副業収入を続ける期間が違えば、必要な副業収入も変わります。
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自分と少し条件が違う方は、退職シミュレーションの試算例・ガイド一覧を見る
「資産4,000万円でサイドFIREできるのか」と調べると、いろいろな情報が出てきます。
4%ルールで考えた必要資産額。生活費別の目安。実際にセミリタイアした人の体験談。「4,000万円あれば可能」という意見。「いや、まだ足りない」という意見。
どれも参考にはなります。でも、読み終わったあとに残るのは、結局この問いではないでしょうか。
「自分の生活費なら、どうなのか」「自分の年金額なら、どうなのか」「自分が月5万円だけ副業で稼ぐなら、資産は何歳までもつのか」
資産額だけでは、サイドFIREできるかどうかは決まりません。同じ4,000万円でも、生活費が月20万円の人と月30万円の人ではまったく違います。公的年金が多い人と少ない人でも違います。副業を65歳まで続けられる人と、数年で途切れる人でも違います。
だから、本当に知りたいのは「4,000万円で一般的に足りるか」ではなく、「自分の条件で、何歳までもつのか」だと思います。
この記事では、50歳・独身・資産4,000万円という具体的なケースで、次の3つを見ます。
見るのは、達成見込みだけではありません。相場が悪い側に出たとき、資産が何歳で尽きるのか。65歳・75歳・90歳の時点で、どれくらい資産が残るのか。月5万円の副業収入が、どこまで下振れの支えになるのか。ここまで確認していきます。
今回の試算では、次の条件を使いました。
年齢
50歳
世帯
独身
現在の金融資産
4,000万円
資産内訳
現金500万円・投資信託3,500万円
退職年齢
50歳
年間生活費
300万円・月25万円
退職金
手取り500万円・50歳時点
公的年金
65歳から手取り年180万円
インフレ率
年2%
想定寿命
90歳
比較する副業収入
なし・月5万円・月10万円
副業収入の期間
50歳から65歳までの15年間
3つのパターンで変えるのは、副業収入だけです。年齢、資産、生活費、退職金、公的年金、想定寿命はすべて同じ条件にしています。こうすることで、「副業収入があるとどれくらい結果が変わるのか」を比較しやすくなります。
今回の試算では、生活費月25万円を支出全体として扱っています。
食費や光熱費だけでなく、税金・社会保険料・住居費・医療費など、退職後に必要な支出をまとめた金額です。
公的年金は、65歳から受け取る手取り額として入力しています。
退職金も、手取り額として50歳時点の資産に組み入れる前提です。
資産内訳の投信部分のリターンとリスクは、全世界株式ETFであるVTの過去30年データをもとに設定しています。
これは世界株式に分散投資した場合のモデルケースであり、特定の商品への投資をすすめるものではありません。過去のデータは将来の成果を保証するものではないため、結果は一つの目安としてご覧ください。
このページでは、「FIRE達成見込み」と「資産寿命」を使って、資産4,000万円でサイドFIREを検討できるかを確認します。
シミュレーションした複数の資産推移のうち、90歳まで資産が残った割合です。
たとえばFIRE達成見込みが81.2%なら、試算したパターンのうち約81.2%で90歳まで資産が残ったという意味です。
ただし、これは将来の成功確率を保証するものではありません。生活費、公的年金、副業収入、インフレ率、運用前提によって結果は変わります。
シミュレーション結果の下位5%に近い、かなり悪いケースです。
シミュレーション結果の下位10%に近い、悪いケースです。
シミュレーション結果の下位20%に近い、やや悪いケースです。
この記事では、FIRE達成見込みが80%を超え、かつやや慎重ケースでも90歳まで資産が尽きない状態を「現実的に検討できる水準」として見ています。
ただし、さらに悪い慎重ケースや厳しめケースでは結果が変わります。「絶対に大丈夫」という意味ではありません。
同じ条件で、副業収入だけを変えると次のようになりました。
| 条件 | FIRE達成見込み | 厳しめケース | 慎重ケース | やや慎重ケース | 総合的な見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 副業収入なし | 66.7% | 62歳ごろ | 64歳ごろ | 71歳ごろ | 慎重に見たい |
| 月5万円 | 81.2% | 67歳ごろ | 74歳ごろ | 90歳以上 | 現実的に検討できる水準 |
| 月10万円 | 91.3% | 80歳ごろ | 90歳以上 | 90歳以上 | さらに余裕が出る |
副業収入なしでは、達成見込みは66.7%でした。3回に2回程度は資産がもつ見込みですが、下振れしたときの不安が残ります。
月5万円の副業収入を足すと、達成見込みは81.2%まで上がりました。さらに、やや慎重ケースでも90歳まで資産が尽きない見込みになりました。
月10万円まで増やすと、達成見込みは91.3%です。より安心感は増しますが、改善幅は少し緩やかになります。
このケースでは、最初の月5万円がかなり大きく効いています。(いずれも利回り・インフレの前提で変わる一例です)
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まず、副業収入なしで完全に辞めるケースです。退職後の労働収入はありません。65歳から公的年金を受け取り、それまでの15年間は資産を取り崩して生活する前提です。
副業収入
慎重に見たい
副業収入なしでも、達成見込みは66.7%あります。ただし、これは「安心して辞められる」と言い切れる水準ではありません。
特に見ておきたいのは、相場が悪い側に出たケースです。厳しめケースでは62歳ごろ、慎重ケースでは64歳ごろに資産が尽きる見込みです。どちらも、公的年金が始まる65歳より前です。
やや慎重ケースでも、71歳ごろには資産が尽きる見込みです。つまり、この条件で完全リタイアすると、年金開始までの15年間を資産だけで支える負担が大きくなります。
4,000万円という資産があっても、生活費月25万円・50歳退職・年金65歳開始という条件では、下振れへの不安が残る結果です。(前提を変えれば結果は動きます)
ここまでの結果を、あんしんFIREの実際の試算画面でも確認します。
今回の条件では、50歳から65歳まで副業収入がなく、生活費を資産から取り崩します。
画像では、FIRE達成見込みに加えて、将来の資産推移や、相場が下振れした場合の資産寿命を確認できます。

次に、50歳から65歳まで、月5万円の副業収入を続けるケースです。月5万円は、年間60万円。15年間では合計900万円の収入になります。
副業収入
現実的に検討できる水準
90歳時点資産 約419万円
月5万円の副業収入を足すと、達成見込みは66.7%から81.2%へ上がりました。改善幅は14.5ポイントです。
さらに、やや慎重ケースでは、90歳まで資産が尽きない見込みになりました。副業収入なしでは71歳ごろに尽きていたラインが、想定寿命まで残る側に変わっています。
これは、月5万円が単に15年で900万円増えるだけの話ではありません。取り崩す金額が減ることで、資産を売るペースが緩みます。特に、相場が悪い時期に大きく取り崩さずに済む可能性が高まります。そのため、月5万円は「生活費の一部を補う収入」であると同時に、「資産を急いで減らさないための保険」のように働きます。
ただし、月5万円でも万能ではありません。厳しめケースでは67歳ごろ、慎重ケースでは74歳ごろに資産が尽きる見込みです。つまり、さらに悪い下振れまで見ると、まだ不安は残ります。
このケースでは、月5万円の副業収入があるとサイドFIREは現実的に検討できる水準になります。ただし、「どんな相場でも大丈夫」とまでは言えません。(前提で変わる一例です)
ここまでの結果を、あんしんFIREの実際の試算画面でも確認します。
今回の画像は、50歳から65歳まで月5万円の副業収入を続けたケースです。
画像では、FIRE達成見込みだけでなく、厳しめ・慎重・やや慎重の各ケースで、何歳まで資産がもつかを確認できます。

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最後に、50歳から65歳まで、月10万円の副業収入を続けるケースです。月10万円は、年間120万円。15年間では合計1,800万円の収入になります。
副業収入
さらに余裕が出る
90歳時点資産 約620万円
90歳時点資産 約4,710万円
月10万円まで副業収入を増やすと、達成見込みは91.3%になりました。慎重ケースでも90歳まで資産が尽きない見込みです。月5万円よりも、かなり安心感は増えます。
ただし、改善幅を見ると、効き方は少し変わります。
副業収入なしから月5万円に増やしたときは、66.7%から81.2%へ上がりました。改善幅は14.5ポイントです。月5万円から月10万円に増やしたときは、81.2%から91.3%へ上がりました。改善幅は10.1ポイントです。
もちろん、月10万円の方が安心です。ただ、このケースでは「最初の月5万円」ほどの伸びは出にくくなっています。
これは、サイドFIREを考えるうえで大事な視点です。「もっと稼がなければ」と考える前に、自分の条件で月5万円、月8万円、月10万円などを比べてみる。そうすると、どこから安心感が大きく変わるのかが見えてきます。無理に高い副業収入を目指すより、自分にとって必要なラインを先に知る方が、計画は立てやすくなります。
最後に、月10万円の副業収入を65歳まで続けた場合の実際の試算画面を確認します。
画像では、FIRE達成見込みに加えて、慎重ケースとやや慎重ケースで90歳まで資産が残ること、厳しめケースでは80歳ごろに資産が尽きることを確認できます。

資産4,000万円でも、月5万円・月10万円の収入があると結果は大きく変わります。
一方で、完全退職に近い形で50歳退職を考えるなら、退職金込みで5,000万円・6,000万円・7,000万円ある場合の違いも確認しておきたいところです。
50歳退職に必要な資産額の目安は、こちらの記事で詳しく試算しています。
サイドFIREで見ておきたいのは、平均的なケースだけではありません。大事なのは、相場が悪い側に出たときです。退職直後に資産が大きく減ったり、運用が思うようにいかなかったりしたときに、資産が何歳までもつのか。ここを見ないまま「たぶん大丈夫」と判断すると、後から不安になりやすくなります。
| 条件 | 65歳時点 | 75歳時点 | 90歳時点 |
|---|---|---|---|
| 副業収入なし | 570万円 | 0円 | 0円 |
| 月5万円 | 1,877万円 | 1,492万円 | 約419万円 |
| 月10万円 | 3,207万円 | 3,624万円 | 約4,710万円 |
副業収入なしでは、65歳時点で570万円まで資産が減っています。その後、71歳ごろに底をつくため、75歳・90歳時点では0円です。
月5万円の副業収入があると、65歳時点で1,877万円が残る見込みです。75歳時点でも1,492万円、90歳時点でも約419万円が残る試算になりました。
月10万円の副業収入では、65歳時点で3,207万円、75歳時点で3,624万円、90歳時点で約4,710万円です。このケースでは、この下位20%シナリオでは取り崩しが進まず資産が横ばい〜微増にとどまる試算です。年金と副業収入で生活費をまかなえる範囲なら運用部分が残りやすい、という一例で、相場や前提しだいで結果は変わります。
| 条件 | 慎重ケース | 厳しめケース |
|---|---|---|
| 副業収入なし | 64歳 | 62歳 |
| 月5万円 | 74歳 | 67歳 |
| 月10万円 | 90歳以上 | 80歳 |
年金開始前に資産が尽きる可能性がある
副業収入なしより改善するが不安は残る
さらに余裕が出るが厳しめケースでは90歳前に尽きる
ここを見ると、月5万円でも完全に安心とは言えないことが分かります。やや慎重ケースでは90歳まで資産が残りますが、慎重ケースでは74歳、厳しめケースでは67歳で資産が尽きる見込みです。
一方で、副業収入なしと比べると、かなり改善しているのも事実です。副業収入なしでは、慎重ケースで64歳、厳しめケースで62歳。年金開始前に資産が尽きる可能性があります。月5万円の副業収入があると、慎重ケースで74歳、厳しめケースで67歳まで伸びます。
このように、サイドFIREでは「達成見込み」だけでなく、「悪いケースで何歳までもつか」を見ておくことが大切です。
今回のケースでは、最初の月5万円が大きく効きました。理由は、50歳から65歳までの15年間が、資産にとってかなり重い期間だからです。
50歳で退職すると、65歳の年金開始まで15年あります。この間、給与も年金もない状態で生活費を出す必要があります。生活費が月25万円なら、年間300万円です。15年では4,500万円になります。もちろん、資産運用や退職金もあります。それでも、年金開始までの15年間をすべて取り崩しで支えるのは、資産4,000万円の人にとって大きな負担です。
ここで月5万円の副業収入があると、年間60万円、15年で900万円の収入になります。金額だけ見ると、900万円です。でも効果はそれだけではありません。
取り崩す金額が減る
資産を売るペースが遅くなる
相場が悪いときに売る量を減らせる
年金開始まで資産を残しやすくなる
こうした効果が重なるため、最初の月5万円が大きく効きます。
サイドFIREは、「副業収入で生活費を全部まかなう」必要はありません。生活費の一部を補うだけでも、資産の減り方は変わります。だからこそ、月3万円、月5万円、月10万円のように、自分が無理なく続けられそうな金額で試算してみる価値があります。
月5万円の副業収入は、サイドFIREをかなり楽にしてくれます。ただし、ここで注意したいことがあります。
副業収入は、いつまで続くか分かりません。
50歳から65歳まで15年間、月5万円を安定して稼ぎ続ける。言葉にすると簡単ですが、現実には簡単ではありません。体力が落ちるかもしれません。健康を崩すかもしれません。仕事の依頼が減るかもしれません。副業の市場環境が変わるかもしれません。親の介護などで時間が取れなくなるかもしれません。
だから、サイドFIREを考えるときは、月5万円があるケースだけを見て判断しない方が安全です。必ず、副業収入なしのケースも見ておく。月5万円が途中で終わるケースも考える。何歳まで続ける前提にするかを変えてみる。そうすると、副業収入に頼りすぎていないかが分かります。
もう1つ見ておきたいのが、税金と社会保険料です。退職後に副業収入があると、国民健康保険料や住民税に影響することがあります。月5万円を稼いでも、その全額が手元に残るとは限りません。副業収入は、できれば手取りベースで見ておく方が安心です。(具体的な金額は前年所得や住む自治体で変わるため、自分のケースで確認してください)
Googleアカウントまたはメールアドレスでかんたん登録無料で一回試せます。クレカ・氏名・住所・電話番号は不要
副業収入なし
副業収入 月5万円
副業収入 月10万円
ここまでの結果を見ると、このケースでは次のように言えます。
資産4,000万円で完全リタイアするなら、慎重に見たい。ただし、65歳まで月5万円の副業収入を続けられるなら、サイドFIREは現実的に検討できる水準になりうる。
副業収入なしでは、達成見込み66.7%。やや慎重ケースでも71歳ごろに資産が尽きる見込みでした。
月5万円の副業収入を足すと、達成見込みは81.2%。やや慎重ケースでも90歳まで資産が尽きない見込みになりました。先に置いた「できる水準」に届く側の試算になります。
月10万円まで増やすと、達成見込みは91.3%。慎重ケースでも90歳まで資産が残る見込みです。ただし、改善幅は最初の月5万円ほどではありません。
ただし、ここで大事なのは、「月5万円あれば誰でも大丈夫」ということではありません。この結果は、生活費月25万円、公的年金年180万円、退職金500万円、50歳退職、90歳まで見るという前提での一例です。
生活費が月30万円なら、結果は厳しくなる可能性があります。年金が少なければ、65歳以降の取り崩しが増えます。副業収入が60歳で途切れれば、結果も変わります。
だから、4,000万円という資産額だけで判断しない方がいいです。大事なのは、「自分の生活費なら何歳までもつか」「月5万円の副業収入で足りるか」「下振れしたときにどこまで耐えられるか」を自分の数字で見ることです。
資産4,000万円でサイドFIREを考えるなら、次の3つは必ず見ておきたいところです。
1. 副業収入が途切れたら、どこまで戻るか
月5万円の副業収入があると、今回のケースでは達成見込みが大きく改善しました。ただし、その副業収入がずっと続くとは限りません。体調を崩す、仕事がなくなる、働く気力が落ちる、家族や親の事情で時間が取れなくなる。こうしたことは十分ありえます。だから、月5万円のケースだけでなく、副業収入なしのケースも見ておくことが大切です。副業収入があるときはどこまで安心になるのか、副業収入がなくなったら、どこまで厳しくなるのか。この両方を見ておくと、過度に楽観的な判断を避けられます。
2. 副業収入を何歳まで続ける前提にするか
今回の試算では、月5万円・月10万円の副業収入を65歳まで続ける前提にしました。でも、実際には人によって違います。60歳までなら続けられそう、65歳までは頑張れそう、70歳まで少し働きたい、逆に、数年でやめる可能性もある。副業収入の期間が変わると、結果も変わります。サイドFIREでは、「月いくら稼ぐか」だけでなく、「何歳まで続けるか」も重要です。無理な年数で計画すると、途中で崩れやすくなります。少し保守的に見て、それでも大丈夫かを確認しておく方が安心です。
3. 稼ぐより、生活費を下げる方が効くこともある
月5万円を稼ぐことは、サイドFIREに大きく効きます。ただ、同じくらい大事なのが生活費です。月5万円を稼ぐのと、生活費を月5万円下げるのは、どちらも家計には効きます。しかも、生活費の見直しは、65歳以降もずっと効き続けます。副業収入は、65歳で終わるかもしれません。でも、生活費を下げる効果は、70歳、80歳、90歳まで続く可能性があります。もちろん、無理な節約は続きません。でも、固定費や大きな支出を少し見直すだけで、必要な副業収入額が変わることがあります。サイドFIREを考えるときは、「もっと稼ぐ」だけでなく、「少し支出を下げる」も同じ土俵で比べてみるのがおすすめです。
今回の試算は、あくまで一例です。同じ資産4,000万円でも、人によって結果は大きく変わります。特に影響が大きいのは、次の項目です。
生活費
月20万円か月30万円かで、必要な副業収入は大きく変わります
副業収入の額
月3万円・月5万円・月10万円で資産の減り方が変わります
副業収入の期間
60歳までか65歳までかで結果が変わります
公的年金
65歳以降の取り崩し額に影響します
退職金
退職直後の資産残高に影響します
現金と投資の比率
下落時にどの資産を取り崩すかに影響します
想定寿命
85歳まで見るか、90歳まで見るかで必要額が変わります
インフレ・利回り
長期の資産推移に大きく影響します
特に、生活費はかなり重要です。今回のケースは月25万円で試算しました。もし月20万円なら、資産は残りやすくなります。もし月30万円なら、より多くの副業収入や資産が必要になります。
公的年金も重要です。65歳以降、年金で生活費の多くをまかなえる人と、年金だけでは大きく不足する人では、必要な資産が変わります。
資産の内訳も確認しておきたいところです。同じ4,000万円でも、現金・特定口座・NISAのように退職直後から使いやすい資産が多い場合と、iDeCoや企業型DCのように受け取り時期が決まっている資産が多い場合では、50歳から65歳までの資金繰りが変わります。あんしんFIREでは、NISA、iDeCo、企業型DC、退職金なども分けて入力できます。
また、退職金とiDeCo・企業型DCを両方持っている場合は、いつ使えるかだけでなく、同じ年に受け取るか、掛金をいつまで続けるかによっても手取りが変わります。退職金とiDeCoの受け取りタイミングを3ケースで比較すると、60歳以降の資金繰りを考えやすくなります。
副業収入の期間も重要です。65歳まで働く前提なのか。60歳までなのか。70歳までなのか。ここを変えるだけでも、サイドFIREの判定は変わります。
Googleアカウントまたはメールアドレスでかんたん登録無料で一回試せます。クレカ・氏名・住所・電話番号は不要